溶接は、ドックワイラーの中核となる製造技術のひとつです。当社は独自の溶接技術に加え、業界基準を再定義しています。ドックワイラーでは、DIN EN ISO 5817/B、ASME BPE、SEMIなど、現在の国際規格における最も厳格な要求事項を社内標準としています。40年以上にわたる経験を持ち、軌道溶接(オービタル溶接)の分野では先駆者的存在です。私たちは、最新技術を活用しながら、プロセスの効率と品質を常に向上させています。
最大限のプロセス信頼性を実現する高品質な溶接技術
高純度ガスや液体の安全な輸送には、ステンレス製チューブシステムの品質が極めて重要です。 特に溶接部については、気密性および耐食性において高い基準が求められます。

経験こそが強み
ドックワイラーが採用する内面軌道溶接(Inside Orbital Welding:IO)は、革新的な製造コンセプトを実現する特殊な溶接技術です。この方法では、TIG溶接トーチをチューブ内径に沿って正確に制御しながら溶接を行います。 特に薄肉チューブや、高い溶接品質と清浄性が求められる用途において効果を発揮します。プロセスは自動制御されており、溶接歪みを最小限に抑えながら高い精度と再現性を確保できます。
高難度な用途向けのステンレス製チューブには、ISO 15614などの国際規格への完全準拠が求められます。ドックワイラーでは、溶接後すべてのシームに対し、完全な検査を実施しています。圧力・残留酸素の継続的なモニタリング、アルゴンやヘリウムといったシールドガスの使用により、酸化やコンタミの発生を防止。さらにδ-フェライト含有量を最小限に抑えることで品質を確保し、すべての溶接パラメーターはデジタルで記録・トレーサビリティを確保しています。
ドックワイラーでは、イナートガス用マニホールドなどの高純度部品をISOクラス4のクリーンルーム環境下で製造しています。この環境下では、空気中の粒子濃度が厳格に管理され、溶接中の異物混入を完全に防止します。このレベルのクリーン溶接は、半導体、製薬、医療機器、航空宇宙、光学産業など、規制の厳しい業界で求められる品質水準に相当します。
「お客様は、溶接シームの清浄性と表面品質が私たちの最優先事項であることをご存知です。」




当社の専門知識 - お客様のメリット
数十年にわたる溶接の専門性
ドックワイラーは、40年以上にわたり軌道溶接技術のパイオニアとして約5,000接合/週を実施。国際基準を目指すのではなく、標準として運用しています。
再現性の高いトップクオリティ
最新の自動溶接技術により、複雑形状でも歪みの少ない均一な品質を実現します。
安全性の記録と保証
すべての溶接は厳格に管理され、100%の検査とデジタル記録を実施。透明性と標準準拠の品質管理を保証します。
最大限のプロセス信頼性
高純度ガス・液体用途には、気密性と耐食性が絶対条件。ドックワイラーは、工程全体で精密な管理と完全な検査体制を確立しています。
純度へのこだわり
ISOクラス4のクリーンルーム生産により、コンタミを一切許さない部品品質を実現しています。
詳細情報
最適化されたプロセスタンク
高精度な取り扱いと最大限の効率性を保証します。
一歩進んだアドバイス
材料選定からプロセス適用まで、精密なアドバイスを提供します。
妥協なき品質
原材料から最終製品まで最高品質を保証し、完全なトレーサビリティを確保します。